East End episode 1
- あとがき -

夏目柚葉ほど手を焼いたキャラはいませんよ。
とにかくあいつが出てくると、話が進みませんからね。
(EastEnd episode 1 あとがきの未収録記事より)







 HPを公開してから約1年、やっと『 EastEnd 』の最初のエピソードを締めくくる事が出来ました。
 連載当初、全10話で終わる筈だったこの作品、終わってみると、実に全13話にもなっていました。原因はいろいろとあるんですが…後ほど語ります。とにかく、よく頑張ったと思う以上に、自分で呆れております。

 この作品の原型が誕生したのは、まだ私が高校の頃だったと思います。
 それは、ルーズリーフで10枚程度の、極めて短い話でしたが…舞台が自分の母校、夜中の校舎で暴れ回る主人公たち、例の怪物の存在、立ち塞がる先生、一見ふざけているように見えて実はもっとふざけている大仕掛け、などなど…『 EastEnd 』でキーポイントとなるものは、すべてそこにありました。
 一般向けにするに当たって、話の大筋こそ変えなかったものの、内輪ネタを殆ど切り捨て、それに伴い主人公も変更し、各自が持つ技能も一新、どうにも弱かったエンディングの差し替えなど、いろいろな変更を施し、終わってみたら、殆ど別の話に変貌していました。それが、何もかも予定通りには進まなかったこの作品の中で、唯一予定通りになったところです(汗
 ともかく、こうやって物語に幕をしてみて、長い間私の肩に圧し掛かっていた大きな荷物のうち1つを、やっと下ろす事が出来そうです。

 都合3話分も長くなってしまった原因は、私の未熟さもさることながら、予想以上にキャラクターたちが動き回ってくれたことにあると思います。
 思えば、第1話から暴走は始まっていました…
 颯の姉・水嶋朔美は、そもそも最初のプロットの段階では、存在していませんでした。颯の登校時間を遅らせる、それだけの理由のために生まれてきた存在なのですが…まさかファンが付くとは…(笑
 存在していなかったと言えば、夏目柚葉です。
 放送部突撃レポート班は、設定として存在していたんですが…第5話を書いている時点で、颯と享を混乱に陥れる存在が急に欲しくなって(これが間違いの元だった…)、それで誕生したのが夏目柚葉だったんですよ。それが今読み返してみると、「EastEndといえば夏目柚葉」という…もはや、代名詞に近い存在になっています。
 もう1つ予定外の事態を挙げてみると、あの怪物です。
 怪物の設定自体は、原型の頃からありました。でも原型では、化学実験室の中だけで決着がつくはずだったんですよ。それが、颯と享を学校中歩き回らせたい…ただそれだけのために、あそこまで飛び回る結果となりました。
 …ちなみに、正体も原型とは全く異なります。
 …まだまだあるんですが、これ以上は、ここで明かすとネタバレになってしまうので…あとがきから読んでいる方は、取り敢えず本編をお楽しみください。
 本当は、いちいち1つずつ取り上げてたら、いつまでも終わりそうも無いものだからっていうのは秘密です(苦笑

 結果的にこういうエピソードになったのは、すべてキャラクターの激しすぎる自己主張があってこそです。彼らの積極的な行動に救われて、幸いネタに詰まるということはありませんでした。この調子で、次なるエピソードでも頑張って欲しいですね。まあ、書くのは私なんですが…(笑

 では、本作を楽しんでくれた皆様、次回作『 episode 2 』若しくは、外伝『 extra 』にて、また逢いましょう。


 以下、謝辞その他。

 ここまで読んで下さった読者の皆様、ありがとうございます。
 連載中、事細かに感想を送ってくださった夏目岬平さん田島光記さん各務桜花さん、どうもありがとう。貴方たちがいなければ、多分もっとつまらない作品になっていたと思います。
 それから、この作品を公開する場を提供してくれた、daionetの面々にも謝辞を述べたいと思います。
 この作品が世間の目に触れるのに一役買ってくれた、小説検索エンジン・小説リングの管理人の方々にもお礼を申し上げなければなりません。

 連載当初、掲載前の作品を試読して下さるばかりか、HP作成の助言までもしてくれた、RCの師匠であり、私の良き友人でもある疾り描きさんにもお礼を。
 東高校の私の友人達にも感謝の言葉を。キミたちがいなければ、そもそもこの作品は生まれていなかったでしょう。その中でも特に、作中にゲスト出演してもらった芝口氏に、そして、現在の私を形成するのに多大なる影響を与えたMon氏。この両氏に感謝すると共に、この作品を捧げたいと思います。

 それでは、名残惜しい気もしますが、EastEnd episode 1 は、これにて締めさせて頂くことにします。
 最後にもう一度、ここまで読んで下さった皆様に…
 ありがとうございます。









次回予告


 受験シーズンたけなわの2月。
 運動場と校舎を隔てるように植えられている桜が、突如狂い咲きした!
 これを見た体育教師陣が、8分咲きのその桜の下を陣取って、授業そっちのけで日夜宴を繰り返す!
 酒乱体育教師陣の凶行!
 近所の住人から殺到する苦情!
 頭痛を抑えながらも、校長は1つの決断を下す。
「異常事態には異常なヤツらで対抗しよう!」
 かくして、水元先生率いる物理部・特殊工作班ならびに放送部・突撃レポート班それぞれに指令が降りた。
 体育会系 vs 文化系の戦いが、今ここに吹き荒れる!


待望の EastEnd 続編…


EastEnd episode 4

- 桜吹雪とアルデンテ -


刮目して待て!


※この予告文には、多分に嘘が盛り込まれています(爆






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