• 整数
  
  • short
    
  • int
    
• 小数
  
  • float
    
  • double
    
  • long double
    
• 文字
  
  • char
    
• Boolean
  
  • bool
    

整数には short, int がありますが short と int は size が異なります。

short <= int

float <= double <= long double

#include <iostream.h>
int main()
{
	cout << "short : "   << sizeof(short) << endl ;
	cout << "int : "   << sizeof(int) << endl ;
	cout << "float : " << sizeof(float) << endl ;
	cout << "double : " << sizeof(double) << endl ;
	cout << "long double : " << sizeof(long double) << endl ;
	cout << "char : " << sizeof(char) << endl ;
	return 0 ;
}

Windows2000 Visual C++	Debian GNU/Linux g++
short : 2 int : 4 float : 4 double : 8 long double : 8 char : 1	short : 2 int : 4 float : 4 double : 8 long double : 12 char : 1

という結果になります。
この場合、long double に 8 と 12 の違いがあります。
このように、同じ Hard であっても variable の容量に違いが有ります。

まず、sizeof() とは標準のC++(include の必要は無し)にあります。
しかし cout を使っているので、include で　iostream.h を指定しています。
sizeof() は size を byte の単位で返り値を出力します。
つまり 2 は 2 byte, 4 は 4 byte になるわけです。
2byte は 16 bit ですし、4 byte は 32 bit です。
bit や byte がわからない人は 二進数の項目 を参照してください。

まず Variable の基本的な使い方を含めて整数を扱います。

#include <iostream.h> int main() { int i = 0 ; cout << i ; return 0 ; }

この実行結果です。

0

この int i の部分を変数の宣言とか変数宣言といいます。
variable は、 programmer が任意の文字列で生成できます。
この sample の場合 i にしましたが、予約語でない事と次の制約を守れば問題はありません。

• 戦闘の文字は alphabet の大文字、小文字、記号の _ の三種類しか使えない。
  
• 二文字目からは数字、alphabet の大文字、小文字、と記号の _ 。
  
• 変数名には空白[space]は開けられない。
  

[宣言不可能な変数名]	[宣言可能な変数名]
2round @data keep% Takeda Shingen (Vertion)	Data1 _1024

また、関数名同様に

• TEST
  
• TESt
  
• TEst
  
• Test
  
• test
  

さて整数型変数の説明に戻ります。
整数型変数には初期化という作業が必要になります。
つまり次の sample には問題があります。

#include <iostream.h> int main() { int i ; cout << i ; return 0 ; }

この sample program の実行結果は不定です。
不定とは、以前に説明しましたが、予期せぬ結果を出力します。
つまり宣言された変数は初期化をしなければなりません。

#include <iostream.h> int main() { int i ; i = 1000 ; cout << i ; return 0 ; }

この実行結果です。

1000

この sample では整数型の int で変数名 i を宣言しました。
そして整数 literal 1000 で int 型変数 i を初期化しました。
また i = 1000 のように equal で繋ぐ事を「右辺値を左辺値に代入する」と解釈します。
数学や算数では equal は「右辺値と左辺値が等価である」とか「同等である」とかの意味です。
しかし、C++ では 1000 (整数 literal [右辺値]) を i (int 型変数[左辺値])に代入する という意味になります。

つまり宣言時には、変数 i はその size の領域を確保されています。
もっといえば、確保されただけで、内容状態としては、そのままなのです。
俗にいうゴミが入っている事になります。
ここに、はじめて programmer が意図とする data を代入することによって初期化されます。
具体的には宣言されたときに int 型変数 i の示す領域が 著者の環境では 4 byte でした。
それを例にしますと 4 byte の memory に 二進数表記で

00000000 00000000 00000011 11101000

さて 小数 literal を整数型変数に代入するとどうなるのでしょう。

#include <iostream.h> int main() { short i ; i = 234.56 ; cout << i ; return 0 ; }

この場合 compile した時点で compiler から警告が出ているはずです。
この場合 data が損失していることになります。
多くの compiler では小数点以下の数値を失います。
この sample ですと 234 という数値を変数 i に記憶した事になります。
しかし、厳密にいえば、これは確定事項ではありません。
大抵の compiler の場合、そうなるという程度の方法です。
つまり、この方法の結果は不定というのが正解です。
小数点以下を削除したい場合は cast という方法を扱います。
cast は別の項目で説明します。
この sample は単に小数 literal ですから整数 literal にすればいい事です。