WINE Beginner

Masa さんのせいで、wine が好きになってしまった私。
Masa さんが大学院生だった頃、私とMasaさんは下宿していた事もあり、よく飯を食べに外へ行っていました。
そして、その帰りに Liquor shop などに寄るようになりました。
それが私と wine の出会いですね。
無論、存在を知らなかったわけではありませんが、意識が wine にいった意味でのきっかけです。

私も、 wine が私のレベルで好きです。
が、 wine の初心者中の初心者です。
きっと、sommelier さんや ソムリエール さんとかからみれば、
wine に興味が無い人のレベルと私のレベルの差が見分けがつかないでしょう!(爆)
そんな、酷い初心者の私が知っている事をここで書いておきます。
wine を選ぶとき、役に立つかもしれません。

Episode One

「白には魚?赤には肉?」
まず、はじめの一歩。
wine には大きく分けて「赤」「白」が存在しますね。
一般的に言われているのが、
  • 「赤」肉料理にあう
  • 「白」魚料理にあう
    ですね。
    しかし、全部こういいきれるものでしょうか?
    いいきれませんね。
    それは、肉料理の一般的な調理法でいえば、「赤」であり、
    魚料理の一般的な調理法でいえば、「白」であるって事です。
    これでは、合う、合わない、は選んだわりに、失敗が多くなってしまいます。
    (それでも、ほぼ合っているとは思いますが……。)
    そこで!もう一歩深く考えてみると、こういう事になります。
  • 「赤」こってりした料理。
  • 「白」あっさりした料理。
    これだったら、自分で頼んだ料理に、合う、合わない、をある程度、失敗から回避できます。
    折角なので、もう少し考えてみます。
    決め手は「ソースの味付け」です。
  • 「赤 wine」濃いソースなど。
  • 「白 wine」塩や胡椒がメインの味付けになっているもの。
    これは、赤 wine にはタンニンが豊富に含まれている関係上、濃いソースのほうが、お互いの味を中和させ、
    結果的に双方おいしくなるという効果があるということなんです。

    Episode Two

    「白は冷やす?赤は常温?」
    さて、一般的に
  • 「白 wine」冷やして飲む
  • 「赤 wine」常温で飲む
    というのは、誰でも知っている常識なのだそうです。
    一般的には、そうであっても、細かいことを言えば、少々のずれがあるそうですね。
    つまり、ここは日本であるという事です。
    この一般的に白は冷やし、赤は常温で…とはフランスでの一般的なことであって、日本ではないって事です。
    フランスと日本では気候的にフランスの方が寒いというのが、良い考えなようです。
    なので、白の冷やすのは問題ないのですが、赤の常温に問題があります。
    フランスでの常温というターゲットは 18℃。
    つまり、日本では、冷やす部類にはいるという事です。
    しかし、冷蔵庫で、カチンカチンに冷やしてはいけません。
  • 「白 wine」10℃前後。
  • 「赤 wine」18℃〜20℃。
    これは冷蔵庫の温度ではなく、wine の物体温度ってことです。
    つまり、冷やす側(冷蔵庫等)が何度で冷やそうが関係ないって事です。
    となると、白は野菜室で冷やせばいいでしょう。
    赤はソムリエールの話では
  • 日本では、氷で1時間冷やすとちょうどよい。
    だそうです。

    Episode Three

    「Wine は、ねかせましょう?」
    Wine は、一般的に「ねかせる」ことで味わいがでるようになり、
    飲むときには、よく空気と混ぜて飲むのがいいんだそうです。
    ……しかし、売っているものを自分で育てる?事はできるのでしょうか?
    年代の若いものを購入し、自分で「ねかせる」事によって年代物の良い wine にはできないのでしょうか?
    wine には、熟年期というのがあって、一般に店に置いてある wine はその熟年期に店頭にならんでいるそうです。
    つまり、ただ「ねかせる」とおいしい年代物になるものでは無いようです。
    つまり、近代ものと、年代物は、熟年期の違いによって分けられ、別ジャンルのお酒と考慮しておくことが必要です。
    また、 wine bottle の底をみてもわかります。
    wine bottle の底を見てください。
    底がへこんでいるはずです。
    では、年代物とそうでない物と底を比べてください。窪み方が違うはずです。
    これは、
  • 底のへこみの (ない|少ない) wine は、すぐに飲まないといけない
  • 底の凹みの深い wine は、すぐに飲まなくても良い
    という意味をもっています。
    底のへこみの無いものや、少ないものは、 wine の劣化が激しく熟年期を迎えていることで、
    味落ちが激しいことを意味しています。
    なので、年代物の wine を自分で作ろうとして、底の凹みの浅いものをねかせてしまうと 100%失敗します。

    Episode Four

    「wine を選びましょう」
    wine を選ぶ上で良い年のもの、銘柄を選ぶ。
    これは、確実なる選び方なのですが、難しい上に wine の幅を自分で絞り込んでしまい、
    井戸の蛙になってしまうという、取り返しのつかない状態に落ち込む可能性があります。
    全てを知った上で、特定の wine にはまるのは良いのですが、 wine はどれもおいしいのです。
    作り手が畑から苦労して努力して得られた必然なる作品なのです。
    なので、気に入るものを探すことが大切なのでは?という方向が見えてきます。
    私達に一番わかりやすいのは、wine には、いろんな表記でワインの種類を分けてくれているという事です。
    「おもい」「かるい」や、「辛口」「甘口」などです。
    この中から、だいたい自分の好みが出てきますね。
    まず、その中でいろんな wine を楽しむのも良いと思います。
    形状からも、結構わかることがあります。
    肩がある
    肩がない
    Fig.1
    [膨らみに肩がある]
    Fig.2
    [膨らみに肩がない(なで肩)]
    このように、肩があるものは、重い wine なで肩なものは軽い wine です。
    これは、重いものと軽いものを、大抵作る地方の独特の違いなので、明確ではありません。
    が、目安にはなります。
    肩があるのは、ボルドーなどフランス系で、なで肩はブルゴーニュなどのフランス系とドイツ系が多く、
    フランス系は辛口が多く、ドイツ系は甘口なものが多いなどの定説が存在します。
    選ぶときの1つの尺度になるとは思います。

    Episode X

    「wine を選びましょう。(号外)」
    実はこの号外が一番役に立つかもしれません。
    やはり、世間様から評価の得られた wine "も"飲んでみたいものです。
    そこで、次のフレーズをおぼえる必要があります。
    セカンドラベル
    そうです。セカンドラベルです。
    ご存知の方、期待させてしまって、申し訳ありません。
    これといって、秘話があるわけではありません。
    あくまで、初心者のための情報ですので。
    さて、セカンドラベルをご存知ない方に、説明します。
    セカンドラベルとは、格付けで、「第1級」などの、 wine と同じ 畑の wine のことです。
    意味がわかるように説明します。
    wine には、格付けがあり、その 年の同じブドウ畑で取れた wine であっても、格付けが落ちる wine があります。
    これらは、何らかの要因で、格付けが落ちてしまった物達です。
    しかし、味はほとんど変わりません。
    なのに、値段は 十数万円クラスの wine がセカンドラベルというだけで、二、三万円になってしまうこともあります。
    セカンドラベルとは、格付け「第一級」と同じ畑で作られた事情付 wine なのです。
    さて、セカンドラベルのものを購入するにも少々問題があります。
    wine を見てもらえばわかるのですが、 セカンドラベルといっても、そういうラベルがあるわけではありません。
    何か記しがついているわけでもありません。
    情報通な方でしたら、入手ルートを確保し、ゲットできますが、そんなことは私には無理です。
    簡単な方法が1つだけあります。
    店の人に聞けば良いのです。残念ながらこれ以外、知る方法はありません。
    店員さんに「セカンドラベルのもの、何か入っていませんか?」
    と聞くしか方法はありません。
    何せ、ラベルは、格付け第一級のもの、そのものなんですから。
    # 但し、値段で判断できる人は別ですが……、粗悪品と間違えないようにしてくださいね。
    この方法には、信用できる店をみつける必要が不可欠なこともわすれないでください。