【想う事】  
 

2003-4/9 (Wed)

 
 

人を物理的に失うとき、その人を想う事がある。

その人を想う…自分がいることに気付く。


消えてしまった実感と同時に強く刻まれるその人の印象。


もし、そう感情が芽生えたのなら、
きっと
その人に何かが出来る事に関係なく、
その人に何かが出来ている証。

何かをしてもらうより、何かをするより、
想う事する人がいることが大切だと自分は想う。

何かをする事が一般的な風習を守るものであれば、
自分の想いは薄く、あるのは一般という義務

義務感に染み込み、
「意」の感じない行為に、
本当に
ぬくもりなぞ感じられるものだろうか……

例え結果的に何もしなくとも、
自分の意として、その人を想うなら、
記憶の連続の中で活きる証になる。

自分で自ら抱く想い……
それほど活きていた証として
自分ならうれしい事はないと想った